足の傷

足に傷がある時は、血流がいい場合、デブリードメントが治癒の助けになることが良くあります。
しかし、デブリードメントが必要か、必要でないかは、医師の慎重な診断がまず必要です。
デブリードメントの必要性
 
 
もしあなたが糖尿病若しくは循環器の疾患をお持ちなら、下肢や足に潰瘍と呼ばれる創傷ができる可能性があり、この傷を治すのには長い時間がかかります。ですから下肢や足にどんなに小さくとも傷や赤い斑点を見つけた時はすぐに医師の診察を受けることが大切です。その内消えるだろうとほおって置くと手遅れになる可能があります。
このような創傷の適切な治癒には特別な手当てが必要となり、そのひとつにデブリードメントがあります。
デブリードメントとは?
デブリードメントは創傷の外科的掃除です。
通常始めに創傷がある部
分に外用の麻酔薬をガー
ゼや綿棒を使用してつけ
ます。
そして殺菌したメスなど
で壊死組織や不良組織を丁寧に取り除くのです。
何故デブリードメントが必要なの?
デブリードメントは創傷を治癒させる過程において非常に大切な治療のひとつです。医師はデブリードメントで壊死・不良組織を掃除しながら創傷内の状態を確認できますし、壊死組織とそこに存在するばい菌を除去することによって、感染も予防できるのです。
又、デブリードメントで創傷を刺激することが治癒に役立つ大切な組織の生成を助けます。
デブリードメントは痛い?
もしあなたが糖尿病をお持ちの場合、神経障害により、足の感覚が無いかもしれません。その場合は通常デブリードメント中の痛みは無いか、あっても少しのものです。それ以外の方にデブリードメントのひん度は?
担当医がデブリードメントのひん度を決めますが、創傷が治癒し始めるまで週に1度の実施が必要なこともあります。
デブリードメント後の傷はどんな様子?
デブリードメントの後は施術前より傷が大きくなったように見えます。が、これはあくまで表面上の「氷山の一角」であり、創傷の全体像は表面で見えるものよりもっと大きなものなのです。そして創傷の中の壊死・不良組織を全て除去するという作業は必要不可欠です。
デブリードメント後に傷が大きく見えても、これは普通の事ですので心配しないで下さい。この大きく見える傷がもともとのサイズだったのです。それまでは壊死・不良組織に覆われていて見えなかっただけなのです。
デブリードメントはあなたの創傷を治癒させる為の非常に大切な治療です。
デブリードメントについて他に質問などがございましたら、どんなことでも結構ですので、担当医にご相談ください。
 
糖尿病のある方の足は、無い方に比べると慎重なお手入れが必要です。小さな傷が少しずつ大きくなり、
慢性の治りにくい傷になってしまうこともあるからです。
糖尿病の方の足のお手入れ
関心を持つべき理由
潰瘍、感染、壊疽は糖尿病患者が直面するごく普通の障害です。その為、毎年数千人もの糖尿病患者が
足の切断を余儀なくされています。
糖尿病患者における足の問題には大きな2つの原因があります。
1.神経障害
ケガをしないように足をいつも守っている知覚が無くなります。その上、神経が傷つくと、足趾が変形
したり、土踏まずが無くなったり、皮膚が乾燥したりします。これらの障害は、足に潰瘍や感染を起こ
すかもしれません。そうなれば急速に進行して壊疽(組織の壊死)や切断になるかもしれません。しか
し足を良く手入れすれば、潰瘍や感染を防止できます。
2.血行不全(阻血)
これは治療が困難です。血の巡りが悪ければ、壊疽や切断を免れません。しかし足を良く手入れすれば、
足の切断の時期を遅らせられます。
あなたの足を守るために、次のことを実行しましょう。
1.毎日足を観察しましょう。
■ 目と手を使い観察し、家族にも助けてもらいましょう。
■ 足趾の間もチェックしましょう。
■ 鏡を使って足の裏も見ましょう。
■ 以下のような危険なしるしを探しましょう。
・ 腫れ (特に新しいもの、次第に大きくなるもの、足全体に及ぶもの)
・ 皮膚が赤い (圧迫によるただれや感染の可能性)
・ 水ぶくれ (擦過や圧迫によるただれのしるし)
・ 切り傷、擦り傷、出血 (感染の可能性)
・ 爪の障害 (皮膚に当たり、潰瘍を作り、感染を起こす)
 
 
 

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東葛クリニック 千葉県松戸市樋野口865-2 047-364-5121 http://www.tokatsu-clinic.jp/